阿佐谷 神明宮 東日本大震災チャリティ能
本文へジャンプ2011年 5月12日

 東日本大震災チャリティ能
 結果報告


今回の募金の集計結果と振込のご報告です。



     

ご報告と御礼

当日は、あいにくの天候にも拘わらず大勢お見え下さり、
誠に有難うございました。

雨天のため、会場は杉並第一小学校の体育館でした。
平日で授業があったにも拘わらず快く体育館をお貸し下さった
杉並第一小学校校長・副校長先生始め関係者の皆様、
お手伝い下さったPTAの皆様、本当にありがとうございました。

叶うことなら神明宮の能楽殿で、
太陽光の下での催しを願ったのですが、
ちょうど震災から二ヶ月目の同じ時刻は、どしゃぶりの雨。
雨天会場での催しとなりましたが、そのお陰ではからずも、
体育館での被災生活を余儀なくされた方々へ
改めて思いを馳せることになりました。

 授業終了を待ち14時に体育館に入り、
 学校関係者・PTA・杉並区阿佐谷青少年育成委員会の指示の下、
 出演者一同フル回転で会場準備を整えました。
 当初は15時15分に開場を予定しておりましたが、
 雨の中、早めにお出いただき運動場でお待ち下さった
 お客様がいらっしゃいましたので
 14時半に会場にご入場いただきました。
 会場でお待ちいただいた間は、
 お客様と「羽衣」のクセ・キリの謡を
 ご一緒に音読して楽しみました。

 まず、15時半に神明宮宮司様の御発声で一分間の黙祷。
 その後、解説・仕舞・狂言・能と予定通り会は進み、
 小・中学生をはじめ、みなさま熱心に集中して
 御覧くださいました。
 終演後、演者が義援金箱を手にお見送りに出ますと、
 みなさま快く義援金にご協力下さり、
 お陰様で、チケット代・義援金の総額は、
 455,512円にも達しました。
 さっそく、日本赤十字社へ寄付として振込ました。

今回はシテ方観世流宗家より義援金をお預かりし、
「お客様方に呉々もよろしくお伝えしてください」
とのお言葉があり、演者一同に対しては
「一度だけに終わらず長く被災地の方々へ心を寄せ続ける様に」
とのお言葉をいただいておりました。

復興には長い年月を要します。福島原発で作られる電気は、
関東地方で使われています。
直接被害を被らなかった私たちですが、
私たちの快適で便利な生活の裏で多くの方々が 
犠牲になられていることを忘れず、自分にできることで
節エネ生活を日々実行し、長く被災地へ心を寄せたいと思います。


今回のチャリティ能には、
共催の神明宮様・杉並区阿佐谷青少年育成委員会様、
会場をお貸し下さった杉並第一小学校の関係者の皆様他、
多くのみなさまが快くご協力下さいました。
また雨天に拘わらずお越し下さったお客様、
参加できないのに義援金をお寄せ下さった皆様、
たくさんの方々の温かい思いやりの心が集まって、
無事盛会裏に終了させて頂きました。

皆様、誠にありがとうございました。


平成23年5月12日
  阿佐谷神明宮能楽殿 東日本大震災チャリティ能
  出演者・スタッフ一同

 
     
  「羽衣」  シテ:小早川修 撮影:山口宏子 

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